ワンポイントアドバイス


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海外にいって何気なくとった言動が、その国のタブーに抵触していた、なんてことはなかなか厳しい事態です。そのとき周りにいるのが優しい人たちであれば大丈夫かもしれませんが、最悪の場合、相手を怒らせて殺されてしまうこともないとは言えません。最低限のタブー行為を頭にいれておき、トラブルを未然に防ぎましょう。それでは、いくつか例を見てみましょう。

有名どころでは「逆ピースサイン」があります。日本では、よく女性が写真やプリクラを撮影するようなときに、通常のピースを裏返して顔の近くに寄せるような動作をします。この逆ピースは、イギリスでやってはいけません。100年戦争時代からの名残で、相手に喧嘩を売るということを意味しています。日本では「逆ピース」は小顔に見せるためだとか、可愛さアピールだともいわれますが、イギリスでは正反対の意味になってしまいます。ロンドンの二階建てバスに乗って、テンションが上がってカメラに向かって逆ピースをしたりすると、目ざといイギリス人にからまれてしまうかもしれませんので、やらないようにしましょう。

実は、この逆ピースはまだマシで、オーストリアやドイツではもっと注意すべきポーズがあります。これらの国では、ナチやヒトラーを想起させるような言動は全体的にタブー視されています。気軽に「ヒトラー」とか言ってはいけませんし、右手を伸ばして右上につき出す、いわゆる「ハイル・ヒトラー」の敬礼も絶対にやってはいけません。これで逮捕された人も実際にでています。気をつけましょう。